「Geoserver」から「SQL Server」を利用する

はじめに

CentOSが2021年をもって終了するというニュースが飛び込んできました。
最近はJavaもそうですが、無償で長期的に利用できるプラットフォームが気軽に利用できる環境が崩れつつあります。

そこでは、Geoserverの環境をCentOSからWindows Server環境に変更を想定し、
GeoserverでSQL Serverを利用する場合のメモです。

利用した環境は以下の通りです。Java及びtomcatは別のシステムが稼働しているため、
Geoserverは最新版ではなく、バージョン2.14.5を利用しました。

Geoserverダウンロード

Geoserverのサイトに移動し、私の場合はTomcatを利用するので、Webアーカイブと、SQL Serverを利用するため、Extensionをダウンロードします。
Geoserver、Extensionは以下バージョン2.14.5のURLからダウンロードします。

「Web Archive」と「SQL Server」のzipを解答し、「Web Archive」はtomcatのwebappsに、「SQL Server」は、WEB-INF/lib配下にそれぞれ配備します。

JDBCドライバーダウンロード

SQL ServerのJDBCドライバーを以下からダウンロードします。

Download Microsoft JDBC Driver 6.0 for SQL Server from Official Microsoft Download Center

ダウンロードファイルを解凍し、sqljdbc42.jarをWEB-INF/lib配下に、
auth/x64/sqljdbc_auth.dll及び、xa/x64/sqljdbc_xa.dllはc:/windows/System32配下にコピーします。

データソースの追加

新規データソースの表示

tomcatを起動し、エラーがないことを確認した後、Geoserverにログインします。
左メニューのストアを選択し、ストア新規作成をクリックすると、以下のような画面が表示され、SQL Serverが追加できることが確認できます。

以下、登録例です。

レイヤの追加

新規レイヤの表示

後は、PostGISでの追加時と同様になります。レイヤ追加元で、SQL Serverのストアを選択すると、Geometoryカラムを保持するテーブルの一覧が表示されるので、公開アンカーをクリックして、レイヤを追加します。

また、PostGISと同じように、テーブルだけでなく、ビューも一覧に表示されます。

IISからtomcatへの連携

以下のサイトを参考にさせていただき、IISとTomcatを連携します。
IIS 10.0 + Tomcat 8.5 連携(mod_jk,tomcat-connectors) – Symfoware (fc2.com)

CentOSと同じように、Windowsでも地図が確認できました。

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