「QGIS」を利用し、図形の有効性チェックを実施する

QGISを使って、空間演算ツールを使って、不正な図形が存在する場合に、空間演算を実施すると、エラーが発生して、空間演算が実施できない場合がある。
以下の例は国土数値情報の保安林から、坂出市のみの範囲を出力した場合

設定で、エラーを無視することもできるが、気持ち悪いので不正な図形を修正してから、
再度、空間演算を実施する。

今回は、不正な図形を修正する際のメモ。

1.図形の有効性チェック

QGISメニューの[ベクタ]-[ジオメトリツール]-[ジオメトリツール]-[有効性チェック]をクリック


[有効性チェック]ダイアログの不正なジオメトリの出力レイヤとエラー部分の出力レイヤにチェックし[実行]ボタンをクリック

2.不正な図形を修正

不正な図形が存在すると、エラー部分の出力レイヤに出力されるので、属性一覧を開き、

エラーの内容を確認し、特定の図形にジャンプする

今回はリングの自己交差が原因なので、自己交差を修正する。修正する際、
不正なジオメトリの出力レイヤではなく、元のレイヤを修正するよう注意する。

3.再度、図形の有効性チェック

再度、図形の有効性チェックを実施し、エラーが出力されていないことを確認

4.空間演算の実行

再度、空間演算を実施し、エラーが出力されず、空間演算結果が出力されていることを確認。

国土数値情報からダウンロードしたデータも、たまにこういった不正なデータが存在するのでご注意を!

Print Friendly, PDF & Email

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする