「ogr2ogr」を利用し、shpファイルの座標系を一括変換

「ogr2ogr」を利用し、shpファイルの座標系を一括変換します。

ogr2ogrはshpなどの空間図形データのデータ変換する際に利用するツールで、
QGISをインストールすると勝手にインストールされています。

batファイルに記述できるので、一括で処理ができます。

1.shpファイルの座標系変換

shpファイルの座標系を平面直角座標系(EPSG:2446)->球面メルカトル図法(EPSG:3857)に変換します。

コマンド/引数 説明
“C:\Program Files\QGIS 2.18\bin\ogr2ogr.exe” ogr2ogrのパスを記述
–config GDAL_DATA “C:\Program Files\PostgreSQL\9.6\gdal-data” 座標系データのパスを記述
-t_srs EPSG:3857 変換後の座標系
-s_srs EPSG:2446 変換前の座標系
-lco ENCODING=932 変換後の文字コード
“C:\temp\shp3857\l_trans_road_emg.shp” 変換後のshpファイル
“C:\temp\shp\l_trans_road_emg.shp” 変換前のshpファイル

2.shpファイル->PostGISに登録

ogr2ogrはファイルだけでなく、DBにも登録できます。

コマンド/引数 説明
“C:\Program Files\QGIS 2.18\bin\ogr2ogr.exe” ogr2ogrのパスを記述
–config GDAL_DATA “C:\Program Files\PostgreSQL\9.6\gdal-data” 座標系データのパスを記述
-t_srs EPSG:3857 変換後の座標系
-s_srs EPSG:2446 変換前の座標系
-f “PostgreSQL” PG:”host=153.126.207.22 dbname=pgis_38442 user=postgres password=postgres” フォーマット種別です。デフォルトは”ESRI Shapefile”で省略可能です。、今回は “PostgreSQL”を設定します。PG:の後に接続情報を設定します。
“C:\temp\shp\s_heliport.shp” 変換前のshpファイル
-nln s_heliport 登録先のテーブル名
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