「Cesium」を利用してGPS経路情報の3D表示

はじめに

「Cesium」を利用してGPS経路情報を表示してみました。
取得した経路情報は、緯度、経度のほかに高さ、時間が設定されています。
まず手始めに、kmlを表示してみました。

kmlの表示

まず最初にkmlを表示しましたが、高さが表示されていませんでした。


ちなみに、baseLayerPickerはベースレイヤの選択可否オプションですが、falseにすると、地形データに隠れている図形データも表示されます。以下はbaseLayerPicker=falseの場合の表示です。

ネットで調べたところ、kmlで高さを表示させるには<altitudeMode>タグが必要とのこと。
<altitudeMode>タグを追加し、表示は確認しましたが、「Cesium」の地形よりも低く、
高さが合いません。「Cesium」の地形の標高はデフォルトを使っているので、精度が悪いように思えます。
そこで、kmlの標高を+30mにし、無理やり表示させました。

htmlファイル(抜粋)

kmlファイル(抜粋)

czmlの表示

次に、時間情報を追加したczmlを作成し、表示させました。
czmlは、Cesiumでの空間データの表現に適したデータ形式で、様々な地図表現が可能になります。

今回は、Cesiumのデモサイトを参考に、経過時間で、座標を移動させるように表示しました。trackedEntityを設定することにより、常に車の中心にカメラが向くようにしています。

htmlファイル(抜粋)

czmlファイル(抜粋)

GPS経路情報とCesiumの標高があっていないので、次回は、Cesiumの標高に沿った表示方法を試してみようかと思います。

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