「QGIS」から、丸亀市の公共交通空白地(不便地域)を抽出する

前回実施した、丸亀市のコミニティバスのGTFSデータと人口メッシュを
利用して、公共交通空白地(不便地域)を抽出しました。

使用データ

今回の公共交通空白地(不便地域)の抽出は、全て、
オープンデータを利用します。

使用したデータは以下の通り

使用データ 入手先 概要
行政区域 国土数値情報 市町村界の区域データ
境界データ(小地域) e-stat(統計情報システム) 大字・町丁目の区域データ
バス バス停留所 公共交通オープンデータ コミニティバスの停留所データ
バスルート コミニティバスのルート
人口メッシュ 国土数値情報 500mメッシュ別の人口

公共交通空白地(不便地域)抽出手順

取得したオープンデータから公共交通空白地(不便地域)抽出手順は以下の通り

300mバッファ作成

バス停留所のデータから、300mバッファ作成を作成します。

300m結合バッファ作成

300mバッファでは、後処理の差分処理が出来ないので、300mバッファの全図形を結合します。

メッシュ面積登録

差分処理後は、メッシュの図形が変わるので、差分処理前にメッシュ面積を登録しておきます。

差分抽出

人口メッシュと300m結合バッファの差分処理を行います。

交通空白地人口算出

差分処理後のメッシュ面積 ÷ 人口メッシュ人口面積 × メッシュ人口で交通空白地人口算出します。

交通空白地を確認すると、中心市街地の西平山町や塩屋町で交通空白地が発生していることが確認できます。

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