「JTS」を利用し、空間図形をチェックする

GISを利用していていて空間図形に問題がある場合に、より詳しく図形のチェックをする場合に、「JTS」を利用します。

1.JTSのダウンロード

JTSは、名前の通り、javaで構築されているため、javaをインストールし、JTSのダウンロードします。

ダウンロードした、jts-1.14.zipは、LhaPlusで一部解凍出来ない場合があるので
その場合は、拡張子をzip->jarに変更し、jarコマンドで解凍します。jarコマンドはjavaに入っています。

2.JTSの起動

jts-1.14.zipを解凍すると、bin/testbuilder.batファイルがあるので、クリックします。すると、「JTS TestBuilder」が起動します。

3.図形の入力

「JTS TestBuilder」の下部の[Input]タグを選択すると、図形の入力エリアが表示されるのでWKT形式で、A,Bの図形情報を入力します。

4.図形のチェック

上部のFunctionを選択し、任意のチェックを行います。チェックは結果、下部のValueのエリアに表示されます。

2つの図形の相関チェック機能は以下の通り

関数 機能
Equals 2つの図形は同じ
Intersects 2つの図形が交わっている。Disjointと正反対の結果を返す
Disjoint 2つの図形は離れている
Crosses 一方の図形が、他方の図形を横切っている
Overlap 2つの図形で重なっている部分がある
Touches 2つの図形が境界で接している
Within/Contains 片方の図形が他方に完全に含まれている

Print Friendly, PDF & Email

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする