「Dotspatial」のラベル表示に、「Roslyn for Scripting」を利用し図形データを表示する

前回は、「Dotspatial」のラベル表示で「Roslyn for Scripting」を利用し、属性を表示するところまで確認しましたが、今回は、QGISなどでは標準で実装されている、図形データの表示も対応ができないか試してみることにしました。

1.ラベル設定画面の変更

前回までのラベル設定では、属性値のみだったので、グリッドを使用していましたが、今回は図形データも扱うことになったのでQGISと同じように、ツリー表示してみました。また、「Roslyn for Scripting」では、コンパイルで失敗した際に、エラーメッセージが出力されるので、失敗時これを画面に表示させます。

以下、改定後ラベル設定クラスです。

2.Expressionクラスの変更

今回は、図形データの表示を行うため、スクリプトを渡す引数クラスにGeometoryデータを渡します。
この対応により、ラベル描画を行う処理の引数に、Featureデータを渡します。

以下、改定後のソースです。

以下は設定画面です、図形データが選択できるようになっています。

ラベルの表示が失敗した場合も、エラーメッセージが表示されるようになっています。

成功した場合は、表示例に表示されます。

設定後のラベル表示イメージです、図形の長さが表示されています。

長さを㎞表示にする場合は、以下のようにします。

㎞表示されています。

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